【教会長物語】23歳のコムヨシが発症した不整脈が恐ろしすぎる

教会長物語

どうもコム次郎こと、コムヨシです。

前回は、コムヨシが不整脈で入院したところまでお伝えしました。

今回は

  • 不整脈という病気について
  • 容態はその後どうなったのか

その辺についてまとめてみようと思います。

早く教会長になってからの事を読みたいだろうと思いますが

ジラします。

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不整脈の中でも『心房細動』っていう病気だよ。

不整脈というのは、いわゆる心臓病の一つです。

不整脈じたいはあまり珍しい病気ではなく、「ボクも不整脈だよ」っていう人に割とよく会います。

不整脈には様々な種類が存在し、全く自覚症状を伴わない不整脈もあるが、ある種の不整脈は生命の危険を伴っており突然死の原因とも成りうる。

ただし、普通の人でも体調不良時に不整脈を起こしていることはよくあり、また常時不整脈を起こしている人でも日常生活にはなんら問題がない場合も多い。

心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしている。

ポンプを動かしているのは電気刺激である。まず、右心房にある洞房結節 (SA node) が興奮し、電気刺激が心房を介し右心房の下方にある房室結節へと伝わる。更に興奮は房室結節からHis束、プルキンエ (Purkinje) 線維へと伝導し、心筋全体へと電気刺激が伝わっていく。刺激生成あるいは伝導経路のどこかが障害され、心臓の興奮が正常に伝わらない状態が不整脈を起こす。

例えば、心房細動は、心房の筋肉の各部分が無秩序、不規則に興奮している状態であり、この無秩序な興奮が心室へと伝達されることで脈が不整となる。

また多量のコーヒー摂取からカフェインにより不整になることがある。

引用元:Wikipedia不整脈

ふむふむ。って感じですかね。

要約すると

  • 不整脈には、危険なものとそうでないものがある
  • 血液を循環させるポンプを動かす電気信号が正常に伝達されていない状態が「不整脈」

という感じになると思います。

引用の中にも出てきましたが、ボクが患った不正脈は「心房細動」と呼ばれるものでした。

心室から送り出される血液の体積が減って心臓の効率が低下するだけでなく、心房の中の血液がよどみ、血栓ができやすくなる。心房細動は、めまいや動悸、疲れやすさだけでなく、脳梗塞(特に脳塞栓症)と心筋梗塞の原因となりがちである。老人に多い。

引用元:Wikipedia「心房細動」

そうなんです。

心房細動っていう病気は、それだけでとても辛い病気なんですが、血栓ができやすくなるっていうのが特徴的なんですね。こわ〜

いつ退院できるかわからない状況

というわけで入院することになりました。

ナースステーションで常に脈を確認できるように、ボクには心電図がとりつけれられたままでした。

看護婦さんから「死にたくなかったら携帯電話はできるだけ使わないでね♥︎」

と、忠告されました。

その当時ボクは、自分のおかれている状況を詳しく説明されていなかったので、看護婦さんの言葉が本気なのか冗談なのか理解できませんでした。

心電図の波形が電波でナースステーションのモニターに映されるという状況だったようで、携帯を使うと電波が乱れて正しく計測できない、ということだったのかなと思います。

主治医の先生からは「詳しい検査をしてみないと何とも言えませんが、今の状態だといつ退院できるかわかりません」

つまり、長期入院を覚悟せよ。的な感じだったようです。

その頃、ボクの両親は事の由を伝えるため、上級教会へ向かっていました。

上級教会では、会長さんとそのお母さん(以後:前奥さん)が待っていてくれました。

住み込みの最中に、入院ということになってしまい申し訳ありません、的なことを伝えたようです。(だったと思います。。)

すると、前奥さんから思いがけない言葉が返ってきました。

すべては偶然か、必然か

ボクが不整脈に倒れた、4月8日。

その日から遡る事約一週間前、ボクは前奥さんの運転手として信者さんのお宅に向かって車を走らせていました。

その道中、前奥さんからこんな質問をされました。

前奥さん:「あなたは、今の住み込みの生活が終わったら何かやりたいことはあるの?」

ボク:「布教の家にいくか、単独布教みたいなことをやってみたいなと思っています」

前奥さん:(ちょっと沈黙があってから)「あなたには『陸奥川内分教会』に行ってもらいたいと思ってるの」

ボク:「はあ」

前奥さん:「陸奥川内は会長さんが高齢で、後継者もいないでしょ? あなたは実家の後継者だからずっととはいわないけど、10年くらい行ってもらいたいと思ってるの」

ボク:「はあ」

前奥さん:「今すぐにどうこうってことではないから、とりあえず気にとめておいてちょうだい。」

ボク:「はあ」

というやりとりがありました。

その一週間後、ボクは「陸奥川内分教会」の月次祭の日に不整脈になりました。

ボクの両親は、前奥さんから

「息子さんを陸奥川内分教会へやりたい」

という、正に寝耳に水な言葉をかけられました。

両親は「息子次第です」

とだけ答えて、帰ってきたそうです。

母はその件をボクのところに伝えに来ました。

ボクは「うん。行く」

とだけ答えると、母はおさづけ(神様へのお祈り)を取り次いでくれました。

その瞬間

ボクは今まで体感したことのない、不思議な温かさに包まれました。

ボクがいる空間だけ色というか空気の質感というか、明らかに普通ではない、それでいてとても安心できる何かに包まれている感じがしました。

ボクが教会長になる決意をした瞬間でした。

治ったので、帰りますか?

翌日、詳しい検査が始まりました。

午前中かかって一通りの検査を終え、あとは検査結果をまつばかりという状況です。

夕方4時頃だったでしょうか。

主治医の先生が暗い面持ちでボクのベッドの前に顔を出しました。

先生から伝えられた事は大きく3点。

  • 間違いなく不整脈だったが、ある瞬間を境に正常に戻った
  • 色々検査をしたが、原因がわからない
  • 治ったので、帰りますか?

ということでした。

いつ退院できるかわからないと言われていた容態だったのに、一晩で正常に戻ってしまったことが不思議で仕方なかったようです。

退院するかどうかを患者に質問するくらいですから、よほどテンパっていたようです。

というわけで、退院しました。

いつ気を失って、そのまま死んでもおかしくない程重症だった

実は、ボクが入院した病院には実家の教会の信者さんが看護婦として勤務していて、入院初日は彼女も私を担当してくれていました。

その信者さんから後日談で聞いた話ですが、

入院初日のボクの脈は、いつ気を失って死んでもおかしくない状態で、ナースステーションはピリピリした空気だったそうです。

容態を心配しながらも、勤務を終え帰宅し、翌日の夜勤に来てみると、

病室から名前が消えているではないですか。

「やっぱりダメだったんだ」

そう思ったんだそうです。死んでしまったと。

教会の会長夫妻であるボクの両親に、なんて言葉をかけたらよいのやらと思ったとか、思わなかったとかw

実際のところは、すでに退院していただけというオチなんですが

それくらいボクは重症だったそうなんです。

正常になるなんて、しかも退院するなんてありえないくらいヤバかったそうなんです。こわ〜

つづく

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