【教会長物語】教会長就任奉告祭に行ったすべてのことがこれだ

教会長物語

どうも、コムヨシです。

このシリーズの人気が急降下していますが、気にせずありのままをお伝えして行こうと思います。

どうか最後までおつき合い下さい。

前回は、奉告祭2日前にして古いのか新しいのかよくわからない畳をゲットするという急展開になりました。

今回は、いよいよ奉告祭についてまとめてみようと思います。

特に事件も何もありませんが、奉告祭は滅多に勤めることのないもので、どういうものなのかご存じない方が圧倒的多数だと思いますので、なんとなくでも雰囲気をつかんでもらえるように、出来る限り分かりやすく書いてみようと思います。

それではどうぞ!

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四代会長就任奉告祭

↓の記事でも書きましたが、

【教会長物語】任命願書に必要な◯◯をもらえなかった理由が面白すぎる
どうも、コムヨシです。 前回の記事では 住み込みという立場から逃げ出した 会長になる話が白紙になる 逆にボクがお願いし、...

ボクは、2008年3月26日付けで

天理教陸奥川内分教会四代会長に就任しました。

お運びと呼ばれる就任儀式の際、会長就任に関する願書と、それに伴う臨時祭典を執り行う願書を提出します。

臨時祭典というのは、毎月教会でつとめる月次祭や元旦祭、霊祭以外の祭典全般を指しています。

といっても、「奉告祭」や「◯◯周年記念祭」の二種類くらいしか聞いた事ないんですが。

臨時祭典願いを提出する時点で、臨時祭典を執り行う日程を明記しておく必要があります。

原則的に、臨時祭典はお運びから3ヶ月以内と決まっています。

ボクの場合は、5月11日(日)ということで決まりました。

初めて見る奉告祭が自分の奉告祭

冒頭でも述べましたが、会長就任奉告祭っていうのは当然、会長が代わる時にしか勤められないので、滅多に立ち会う事はありません。

平均的に、会長の在任期間は20年〜30年といったところだと思います。

仮に頻繁に他の教会の就任奉告祭があったとしても、基本的に出席するのは会長さんや奥さんだったりするわけで、教会の子どもだろうが、役員信者だろうが、招待されなければ行くことはないわけです。

ボクも例外ではなく、奉告祭というものを知りません。

ボクの父親が就任した時は、たしか2歳とかなので、いくらボクの記憶力がよくても奉告祭の内容までは記憶できませんでした。

でも、ここまで書くと、奉告祭って何やら特別なことをするみたいだな、という感じになるかもしれませんが、基本的に月次祭のそれと変わりません。

・おつとめして

・話し聞いて

・直会

これだけです。

なんだ、同じじゃん。大した事ないじゃん。

そうなんです、大した事ないんです。いま思うと。

ただ、いつもより人は多くなります。お客さんも増えます。

直会も、だいたいお膳や折り弁当を注文したりするので、その辺の面倒さと、お客さんへの接待などが増えるので、そこに人手を取られたりして、いつもの月次祭の感覚でいると「人がたりない!」なんてことで慌ててしまうことになります。

当日の流れ

ウチの教会は駐車場がありません。

更衣室がありません。

ということで、歩いて100メートルくらいにある自治会館の駐車場を借りました。

更衣室は、教会に隣接している立派な空き家を一日お借りすることになりました。

駐車場係には実家の教会の方にお願いしました。

受付は支部内の女子青年の方にお願いしました。

おつとめ奉仕者は、ボク、前会長夫妻、信者さん4名が精一杯のところだったので、上級教会の先生方や大教会の青年会、実家の青年会の方々にお願いしました。

この形は父親の提案ではありましたが、最近になって思うのは、広く声をかけすぎたなと感じています。

おつとめは多勢で勤めるにこしたことはないけど、あまりお客さんが多すぎると誰のための奉告祭なのかわかりずらくなってしまいます。

大事な事は、人数の多い少ないではなくて、前会長さんへのねぎらいであったり、今後新しい会長を中心に新しい気持ちで進んで行くぞ!っていう気持ちを確かめる日であって、単なる新会長の就任披露宴ではないわけです。

単なる就任披露宴であれば、結婚披露宴のように招待客に対して精一杯おもてなしをすることが大切になりますが、就任奉告祭は、当該教会の信者さんがフレッシュな気持ちになることが一番大切なことなので、あまり広く声はかけない方がいいなというのがボクの今現在の考え方です。

駐車場や受付も他の教会の方にお願いしたわけですが、そもそもお客さんが少なければ駐車場係はもしかしたら不要だったかもしれないし、受付は必要だけど、来客が少ないと分かっていれば多少忙しくなるけど自分たちでやることもできました。

だいぶ話がそれました。

当時を思い出しながら書いていると、「あ、あのときこうだったな」「そういえばこんなこともあったな」なんてことが出て来て、それまくります。

時間になり、いよいよ祭典が始まりました。

普段の月次祭のように、客間に挨拶に向かいます。

当日は、大教会長夫妻、教区長、上級会長を客間にご案内していました。

来賓に向かい、これから祭典を始める旨を申し上げるのですが、なぜかすでに涙声になっているボク。

緊張で震えているのか、感動でないているのか自分でもよくわからない感覚でした。

祭儀式が始まり、祭文奏上。

この時も自分でも引くくらい声が震えていて、緊張なのか感動なのかよくわからない感じ。まあ、どっちもかな。

雇者は、当時70代後半と60代後半のおばあちゃんが勤めてくれましたが、どちらも初めての雇者で、一週間程毎晩練習しました。

なんどやっても完璧にできたことはなかったのですが、当日はウソかと思うくらい2人とも完璧に、しかもノーミスでこなしてくれました。

60代のおばあちゃんは、お運びに行く一週間程前に初めてお会いした方で、前会長さんの姪っ子に当たります。

奉告祭に参拝してもらうようお願いに行ったのですが、とても暗い顔をされていて

「会長交代を機に天理教をやめるつもりなので、参拝はしません」

寝耳に水とはこのことで、教会としても一番頼りにしていたらしい家だったので、参拝できないだけでなく、天理教をやめようとしていたなんて想像もできませんでした。

その数日後、教会周辺の神名流しを終えて教会に戻ってくると、久保ツエさん(前奥さん)が嬉しそうにボクのところにこられて

「さっき電話があってね、レイちゃん(60代のおばちゃん)が天理教続けるって言ってくれたよ! 奉告祭も参拝してくれるんだって! よかったね〜」

ボクは嬉しくて、レイさんの家まで飛んで行き、お礼を伝えました。

レイさんは

「あなたの頑張ってる姿をみて、ワタシも頑張ろうって思えたのよ」

と言って下さいました。

実は、神名流しのルートはレイさんの家の前も通るため、ボクの神名流しの様子が見えていたようです。その日は猛吹雪の日だったので、それもよかったのかもしれません。

また話がそれましたが

そんな経緯もあってか、雇者2人の祭儀式の勤めぶりは本当に感動的で、ありがたいなあと思いました。

祭儀式も終わり、おつとめも無事に終わりました。

大教会長さんから祝辞をいただき、いよいよ会長の挨拶です。ボクの今日一番の見せ所です。

・不整脈が原因で会長になったこと

・信者さんと力を合わせて頑張っていきたい

そんなことを伝えたと思いますが、やはり胸がいっぱいになって上手く話す事ができませんでした。

直会も盛況に終わり、成功だったのか不成功だったのか自分でもよくわからない感覚の中で、とりあえず、一大イベントが終わったことにホッとしながら、上級教会で開かれる二次会もほどほどに切り上げ、布団に入りました。

2日後に起こる大事件など夢にも思わずに。。。

コメント

  1. みき より:

    耳の穴が無い子供が生まれてきたら、どうすれば良いですか? 教えて下さい。

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